愛媛県今治市沖の来島(くるしま)海峡付近で5月下旬、日本の貨物船と外国のケミカル船が衝突した事故で、今治海上保安部は24日、沈没した貨物船から行方不明となっていた乗組員2人のうち1人を発見し、死亡を確認したと発表した。
今治海保によると、発見されたのは1等機関士の小川有樹さん(当時27歳)=北海道北斗市。
貨物船の燃料などの抜き取り作業をしていたサルベージ会社から20日、「潜水士が機関室の工作室で1人の遺体を発見した」と連絡があり、21日に遺体を引き揚げた。24日に司法解剖した結果、歯や身体の特徴などから身元が判明した。死因は不詳としている。
事故は5月27日深夜に発生。5月30日に貨物船内で2等機関士1人の遺体が見付かったが、船長と1等機関士の2人が行方不明のままとなっていた。海を汚染するのを避けようと燃料を抜き取る作業が7月27日に始まっていた。【山中宏之】