コンクリブロック剥がしてBBQ…高知「物部川」で堤防破壊の迷惑行為 豪雨被害への懸念に国交省は怒り心頭 1000万円以下の罰金も

コロナ禍の夏休みシーズンは、人混みを避けたアウトドアに人気が集まる一方で、迷惑行為も目立っている。高知県の河川ではバーベキューのためにコンクリートブロックが剥がされる迷惑行為が発生、国土交通省は豪雨被害につながりかねないと怒り心頭だ。
国交省高知河川国道事務所によると、高知県の一級河川「物部川(ものべがわ)」で16日、堤防の役割を果たしているコンクリートブロック8枚が剥がされているのを職員が発見した。
バーベキューの台座代わりに使用されたとみられ、周囲には缶や炭などのゴミも散乱していた。ブロックは接着されていたため、相当強い力を加えなければ剥がれないという。
同事務所は19日、ツイッターで「ブロックは堤防の一部であり、水害から住宅地を守る大事な役割をしています。各地で水害が発生し、物部川周辺でも雨が続いているような状態です。このようなことは絶対にやめてください」と投稿し、ブロックが剥がされた様子の写真も公開した。近く堤防を修復する一方で、警察に情報提供した。
この地域ではバーベキューなどのレジャーは禁止されていなかったが、堤防を破損する行為や不法投棄については、河川法では6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金、廃棄物処理法では5年以下の懲役または1000万円以下の罰金が科される可能性もある。
7月には岐阜県内の河川で、洗剤を使って食器を洗う若者の姿を撮影した投稿が批判された。
迷惑行為は河川を汚し、環境を破壊するだけでなく、今月中旬に九州北部や中国地方で発生した記録的な豪雨のような状況になれば、人の命にも関わる可能性もある。一人一人がルールを再確認する必要がありそうだ。