首相、9月中旬の衆院解散を検討…自民党総裁選は先送りの意向

菅首相(自民党総裁)は31日、党役員人事と小規模な内閣改造を6日にも行い、9月中旬に衆院解散に踏み切る検討に入った。衆院選は10月5日公示・17日投開票の日程とし、自民党総裁選(9月17日告示・29日投開票)は先送りする意向だ。ただ、総裁選の先送りには反発が必至で、総裁選を行った上で「任期満了選挙」とする案も残っている。
複数の政府・与党幹部が明らかにした。総裁選前のタイミングで人事を行うのは極めて異例。人事を刷新し、求心力を回復したい考えだ。二階幹事長は交代させる。党副総裁への起用を求める声が一部にあるものの、処遇しない方向だ。
知名度の高い石破茂・元幹事長の要職打診も検討している。衆院選の「選挙の顔」とする狙いがあるが、石破氏は総裁選出馬を模索しており、要請があっても受諾するかどうかは不透明だ。
首相は31日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎で二階氏らと会談し、衆院選の日程などについて協議した。党幹部によると、首相は衆院解散に傾いているが、最終決断には至っていない。総裁選には岸田文雄・前政調会長がすでに出馬を表明している。首相は総裁選の先送りが困難と判断すれば、衆院を解散せずに総裁選を行い、任期満了選挙となる。この場合も、衆院選は10月5日公示・17日投開票の日程とする意向だ。
総裁選で首相以外の候補が勝利し、衆院を解散すれば、衆院選は任期満了日の10月21日以降にずれ込む可能性がある。