氷山の一角? 小学校教諭がコロナ感染を隠して出勤、尼崎 濃厚接触者なし

兵庫県尼崎市の市立小に勤務する教諭が、新型コロナウイルスに感染したことを知りながら出勤を続けていたことが分かった。学校は8月30日に2学期が始まったが、31日から臨時休校し、校内の消毒を実施した。校内に濃厚接触者はいないとしている。
教諭は8月24日からたんの症状があり、翌25日に38・8度の熱が出て医療機関で抗原検査を受け、陽性と判明したが、校長ら管理職に伝えなかった。26~29日は休みで勤務はなく、体調が回復したため30日は出勤し、担任する児童33人のクラスで始業式をした後、4時限目まで授業をした。
医療機関から報告を受け、保健所が30日午後6時ごろ、本人と連絡を取るため市教育委員会に電話し、発覚した。
教育現場などの組織で発熱などの症状や感染を隠して活動するというのが“氷山の一角”であれば、感染がひそかに広がってしまう恐れがある。
経済ジャーナリストの荻原博子氏は「小学校の教職員は教育だけでなく文部科学省に送るリポート作成などで残業が増えて疲弊している。教職員が感染した場合のフォロー体制を確立することを、学校だけではなく教育委員会が主導すべきではないか」と指摘した。