今年2月に長野県山ノ内町の湯田中温泉にある老舗旅館「よろづや」の離れにあった国登録有形文化財「
松
(しょう)
籟
(らい)荘」が全焼した火災で、長野県警中野署は1日、同町に住む旅館の男性調理師(48)を業務上失火容疑で書類送検したと発表した。
同署によると、調理師は2月11日午後3時頃、松籟荘2階の調理場で、油の入った天ぷら鍋を火のついたガスコンロで加熱したまま目を離し、建物に燃え移らせて全焼させた疑い。容疑を認めている。調理師は十数分にわたってその場を離れ、別の調理作業などをしていたとみられる。
この火事で宿泊客の逃げ遅れはなく、この調理師を含む従業員2人が病院に搬送されたが、いずれも命に別条はなかった。
松籟荘は木造3階、地下1階で、1939年に完成。2003年に国登録有形文化財になった。