宅飲み後「松屋」で大暴れ! 店員を投げ飛ばした泥酔警官の酒量と粗暴ぶり

「当直中の取り扱い事案がなく、ホッとしていた。自宅で焼酎を飲み始めたのは覚えているが、飲んでいるうちに記憶をなくし、逮捕されるまでのことを覚えていない」

粗暴警察官は調べに対し、こう言い訳しているという。

泥酔状態で牛丼チェーン「松屋」(東京都江東区)を訪れ、50代の店員にキレて暴行を加えたとして、警視庁西新井署刑事組織犯罪対策課の巡査部長、瀬月内恵太容疑者(42)が5日、暴行容疑で現行犯逮捕された。

■柔道の有段者

瀬月内容疑者は前日からの宿直勤務を5日午前10時に終え、帰宅。午後1時ごろから自宅で焼酎を飲み始めた。夜まで飲み続け、午後9時30分ごろ、自宅から約5キロ離れた松屋に到着。店に入るなり、店内にあった券売機を蹴飛ばしその場から立ち去った。

店内にいた店員が瀬月内容疑者を追いかけ、注意をしたところ、もみ合いに。店員は瀬月内容疑者に投げ飛ばされ、路上に叩きつけられ、さらに左脇腹をガツンと蹴られた。瀬月内容疑者は柔道の有段者で、店員は後頭部に全治1週間の打撲を負った。

「なんでいきなりキレて、券売機を蹴飛ばしたかについてはまだ分かっていないが、緊急事態宣言の影響で店内で飲食できるのは午後8時までだったため、その時間帯はテークアウトのみだったことに腹を立てたのかもしれない」(捜査事情通)

瀬月内容疑者からは呼気1リットル当たり0.88ミリグラムのアルコールが検出された。どれくらいのアルコール量かというと、0.25ミリグラム以上で違反点数25点、運転免許取り消しだから、いかにベロベロに酔っぱらっていたか分かる。それにしても、悪質行為を注意しただけで、屈強な警察官にブン投げられた店員が気の毒でならない。