大阪入管から一時的に拘束を解かれた日系ペルー人の男性が、国民健康保険に入るための許可を求めていた問題で、男性の家族らが再び許可を早く出すよう訴えました。 ペルー出身で日系3世のブルゴス・フジイさん(48)は、在留資格が無いとして国外退去を命じられた後、去年に一時的に拘束を解かれる「仮放免」となりました。フジイさんは今年8月に“すい臓がん”と診断されましたが、治療費が払えなかったため、国民健康保険に加入できるように、日本での滞在を特例的に認める「在留特別許可」を求めていました。 9月8日には家族らが大阪出入国在留管理局を訪れ、一刻も早い許可を訴えました。入管側は「本庁と相談する」と回答したということです。 (フジイさんの妹 エリカ・フジイさん) 「お兄さんが死んじゃったらビザがもらえる?死んじゃったら意味がない」