硫酸事件、男を3カ月間鑑定留置 刑事責任能力を判断

東京地検は10日、東京都港区の東京メトロ白金高輪駅で知人の男性会社員(22)に硫酸をかけたとして、傷害容疑で逮捕された静岡市の大学生花森弘卓容疑者(25)の鑑定留置を請求し、認められたと明らかにした。期間は12月10日までの3カ月間。刑事責任能力の有無を調べる。
事件は8月24日午後9時すぎに発生。警視庁は28日、沖縄県内で身柄を確保し、男性に硫酸をかけて顔などにやけどを負わせ、両目の角膜を損傷する約6カ月のけがを負わせた疑いで逮捕した。
捜査関係者によると、花森容疑者は男性と琉球大のサークルで一緒で、「大学時代、態度が悪かった」などの供述をしている。