山本一太知事、「大バカ」「詐欺師」呼ばわりされて…地裁に3回申し立て投稿者特定

匿名によるインターネット上への投稿で

誹謗
(ひぼう)中傷を受けたとして、群馬県の山本一太知事は9日、裁判を通して投稿者を特定したことを明らかにし、「悪質な書き込みには断固として立ち向かっていく」と訴えた。
山本知事によると、自身のツイッターに昨春以降、同じアカウントの投稿者から「大バカ」「詐欺師」などの書き込みが相次いだため、私的にツイッター社や携帯電話会社を相手取り、投稿者の個人情報の開示請求などを東京地裁に計3回申し立てたところ、今年4月に認められた。特定した投稿者からは、弁護士を通して謝罪があったという。
山本知事は定例記者会見で、「政治家としての批判は構わないが、表現の自由と人格攻撃は異なる」と強調した。県は昨年、誹謗中傷を受けた被害者を支援する条例を制定しており、裁判手続きの簡素化などを国へ申し入れるとしている。