4回接種した50代女性「予約が取れたので」…クリニックと大規模接種で2回ずつ

兵庫県尼崎市は9日、市内の50歳代女性が、本来なら2回で接種を完了する新型コロナウイルスワクチンを4回接種していたと発表した。医療機関での個別接種と、県による大規模接種で2回ずつ注射を受けており、健康被害は出ていないという。
発表では、女性は6月、県などによる大規模接種の希望者向けに市が優先発送する接種券を受け取った。その後に一般枠の接種券も届いたため、7、8月に県の会場と、市内のクリニックを予約し、それぞれモデルナ製とファイザー製のワクチンを2回接種した。市の接種記録システムでエラーが出て判明したという。
市は優先の接種券を持つ人に対し、一般枠の接種券を廃棄するよう求めていたが、女性は「予約が取れたので受けた」と説明しているという。