特殊詐欺被害を防いだとして、島根県警安来署は7日、安来市内にあるファミリーマートの女性店員(42)に感謝状を贈った。
署によると、女性店員は8月24日、「5万円分の電子マネーを買いたい」という50歳代の男性に対応。高額と思ったため、店に配られた詐欺被害防止の資料を見せ、近くの駐在所に行くよう説得した。男性は動画サイトの退会費名目で、計25万円分の電子マネーを要求されていたという。
上田哲三署長から感謝状を受け取った女性店員は「今後も声掛けを続けていきたい」と意気込んだ。
県内では今年、同種の詐欺被害が7月末までに計35件発生。被害額は約2600万円に上るという。上田署長は「被害は誰にでも起こりうる。少しでも怪しいと思ったら、警察に連絡してほしい」と話した。