再審無罪の元看護助手巡る国賠訴訟 滋賀県側『無罪判決を否定』する主張の書面を提出

入院患者を殺害したとして服役し、再審請求で無罪が確定した元看護助手の女性が国や滋賀県に賠償を求めている裁判で県側が無罪判決を否定する内容の主張をしていることがわかりました。 滋賀県東近江市にある「湖東記念病院」の看護助手だった西山美香さん(41)は2003年、入院患者を殺害したとして懲役12年の刑で服役しました。しかし、西山さんはその後やり直しの裁判で無罪判決が確定し、国や県に約4300万円の賠償を求めています。 西山さんの弁護団によりますと、9月15日に滋賀県側は裁判所に提出した書面で「被害者を心肺停止状態に陥らせたのは、原告(西山さん)である」とし、判決内容を否定、捜査の違法性についても「取調べ担当官に好意と信頼を寄せて虚偽の殺害を自白することなどあり得ない」と主張しているということです。 滋賀県警は取材に対して「係争中の個別の事案についてはコメントできない」としています。