交際相手の3歳息子に熱湯浴びせ殺害、容疑で23歳の男を逮捕 大阪府警

大阪府警は22日、大阪府摂津市の集合住宅で8月、同居していた交際相手の3歳長男に高温の湯を浴びせて殺害したとして、殺人の疑いで取り調べていた同府羽曳野市の無職の男(23)を逮捕した。
男児が顔にけがをしているのを目撃した近隣住民らが、虐待の可能性があるとして行政機関に通報していたことも判明。結果的に府警と情報が共有されず、事件を防げなかった。
捜査関係者などによると、8月31日午後4時50分ごろ、男が「浴室内で男児が呼吸をしていない」と自ら119番。男児は心肺停止の状態で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。男は「いたずらで風呂場にいた男児を驚かせようと思い、水温を60度まで上げた」などと説明。外出中の母親に電話で促され、119番したという。
男は同日午後、摂津市鳥飼本町のマンション一室で、浴室のシャワーで男児に熱湯を浴びせ、殺害した疑いが持たれている。男は昨年秋ごろから母親の20代女性と交際を始めたとみられ、2人が住む部屋に出入りしていたという。
マンション住人の40代女性は事件当日について「子供の『ギャー』と叫ぶような声が2回聞こえて、何事かと思った」と振り返る。大勢の救急隊員らが駆け付け、救急車で人工呼吸や心臓マッサージを施していたという。
近所の男性(60)は「男児が救命処置を受けている間に、母親らしき女性が慌てた様子で帰ってきて、その場にいた男に『あんた何したん』と怒っていた。おかしいなとは思っていたが、まさか虐待だったとは」と驚いた様子だった。
一方、男の両親は産経新聞の取材に「ここ数年は連絡をとっておらず、何をしているのかわからない。虐待については心当たりがない」と話した。