愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、地方自治法違反(署名偽造)の罪に問われた署名活動団体「愛知100万人リコールの会」事務局長、田中孝博(60)と、次男で塗装工、雅人(29)両被告の初公判が24日、名古屋地裁(板津正道裁判長)であった。
起訴内容の認否で田中被告は「弁護人から説明してもらいます」と述べ、弁護人の弁護士は「公判準備中のため」として認否を留保した。雅人被告も弁護士が答える形で「客観的事実については争わない」とする一方、「共謀共犯、構成要件などについては留保する」と述べた。
起訴状によると、田中被告らは2020年10月下旬、佐賀市内でアルバイト3人に、愛知県内の有権者71人分の署名を代筆させたとされる。
この日の裁判を傍聴しようと、名古屋地裁前では開廷前から多くの人が列を作った。名古屋地裁によると、用意された38の傍聴席に対し、傍聴希望者は306人に上り、抽選が行われた。【道永竜命】