早朝鳴る鐘の音に不満、寺にペンキや墨汁まく…63歳男に有罪判決

長崎市の寺に墨汁をまいたとして、建造物損壊と器物損壊の罪に問われた同市十人町、無職の男(63)に対し、長崎地裁(潮海二郎裁判官)は28日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。
判決によると、男は昨年10月、長崎市中新町の広済寺の門にペンキを、今年4月には本堂に墨汁をまいて本堂の柱や建具などを損壊した。
潮海裁判官は判決で、早朝に鳴らされる寺の鐘の音に不満を募らせるなどして犯行を繰り返し、被害額も計約180万円に上ることに触れ、「刑事責任を軽視できない」と指摘。一方で、鐘の音や幻聴と思われる太鼓の音で「追い詰められた状態で犯行に及んだことが認められる」とした。