「教員にとっては大変残念な結果。明日からの希望が見えてこない」。残業代をめぐる1日のさいたま地裁判決で請求を棄却されたことを受け、記者会見した原告の男性教諭(62)は「まったく評価していない」と語気を強めた。
男性が埼玉県内の市立小学校教諭として働き始めたのは1981年。教員の自主性が尊重された当時と比べ、現在の働き方は労働基準法違反ではないかという思いが強まり、「無賃残業を無くしたい」と3年前に訴訟を起こした。
男性は「コロナ対応や学習用タブレット端末の配布など、仕事は増えるばかり。1日3時間以上も無賃で残業させられているのは納得がいかない。教員も一般労働者と同じ、労基法を厳格に守らせてほしい」と訴えた。
[時事通信社]