毎年10月の秋の大祭「長崎くんち」(国指定重要無形民俗文化財)が行われる諏訪神社(長崎市上西山町)の70歳代の宮司が、20歳代の女性にセクハラをした疑いがあるとして、同神社の運営に携わる責任役員らが宮司に辞職を求める意見書を提出した。4日夜、責任役員の代理人弁護士が記者会見で明らかにした。一方、宮司はセクハラ行為を否定し、辞職を拒否している。
セクハラ被害を訴えている女性の代理人弁護士も5日に記者会見。宮司は8月20日、右手を差し出して握手をした際に女性を引き寄せ、顔を近づけてキスを求めたという。
責任役員らは9月7日、「社会的常識から逸脱している」などとして、宮司に対し辞職を求める意見書を提出した。これに対し、宮司は今月2日付で「セクハラ疑惑は真実ではない。私を排除したい意向の部内者2人が責任役員に働きかけた結果」との談話を出し、辞職を拒否した。
女性の代理人弁護士は「女性は(宮司に)事実を認めて、謝罪をしてもらおうと思っているだけだ」と述べた。今後については「状況をみながら対応を検討したい」としている。