緊急事態宣言解除でも歓楽街は人もまばら。営業再開できない店の事情とは

◆宣言解除でも歓楽街は人もまばら 今なお営業再開できない店も…

10月1日、ついに緊急事態宣言が解除された。2度のまん延防止等重点措置を合わせると都民が自粛を強いられた期間は4月12日から連続172日。約半年ぶりに娑婆で酒をあおれるようになったのだ!

酒場ライターのパリッコ氏がその感動を吐露する。

「自粛中こっそり営業を続ける店に顔を出したこともありますが、罪悪感を覚えて楽しめませんでした。宣言が解除され、お店で堂々とお酒が飲めることの気持ちよさは格別。最初の生ビール一杯が神々しく見えました!」

だが、我々は自粛モードから完全解放されたわけではない。東京都は10月24日までをリバウンド防止措置期間と定め、飲食店に21時までの営業(酒類提供は20時まで)を求めている。

さらに解除初日は台風が首都圏に接近したこともあって、繁華街は人もまばら。銀座のクラブママも「カラオケを約半年ぶりに解禁したので賑やかな雰囲気ですが、大企業の方々は今も自粛モードなので木・金に数件の予約しか入らない」と漏らしていた。

◆営業再開できない店も

そもそも営業再開すらままならない店も多いという。

「お酒を提供するには都の職員に店を点検してもらって感染防止点検証を交付してもらわないといけないのですが、宣言解除5日前に申請したら『申請が殺到していて点検に行けない』『申請が遅すぎる』と言われて認証が下りないんです。

これじゃあ、時短要請を守っても協力金がもらえない。お酒を出さなければお客さんも来ないので、今も休業中です……」(銀座のバー店主)

◆画一的な酒類提供NGは間違っている

こうした措置にパリッコ氏も不満を漏らす。

「ひとり飲みなら大声を出すこともないんですから、酒類提供をNGとする措置は間違っていると思う。酒場文化にひとり飲みブームが到来するチャンスもあったのに、画一的な措置で可能性を潰してしまった」

少々不安の残る“解除明け”だが、男女の出会いを演出する相席居酒屋関係者からは「男性客が少なすぎて店内は女性だらけ」なんて情報も。

◆これから始めるべき「リハビリ飲み」とは?

自粛ばかりで外でお酒を飲む習慣がなくなった人も多いだろう。そこでパリッコ氏が提案するのはリハビリ飲み。

「ここは新規開拓よりも、かつて行った酒場を訪れてみるほうがいい。店主は大歓迎で飲むほうもハッピー。今までにない、格別な感動を味わえるはずです。大勢で飲むよりも、ひとりで酒場を訪れ、店主の話を肴に飲むのもオススメ」

<取材・文/週刊SPA!編集部 写真/産経新聞社>
※週刊SPA!10月5日発売号より