車好き6歳児が高速道に迷い込んで…配送員が発見、助手席に乗せて駐在所へ

高速道路に迷い込んだ男児を救助したとして、千葉県警富津署はヤマト運輸鋸南センター(鋸南町)の配送社員柴崎隼弥さん(29)に感謝状を贈った。
同署によると、柴崎さんは8月23日午後6時頃、富津館山道に富津竹岡インターチェンジ(IC)から入った直後、道路右側に男児(6)が迷い込んでいるのを発見。後続車や対向車に注意しながら保護した。
柴崎さんは男児を助手席に乗せ、約4キロ南の富津金谷ICから一般道に出て同署竹岡駐在所に向かい、男児を預けた。男児の母親から同日午後6時35分頃、「子供がいなくなった」と同署へ連絡があり、男児は無事に戻ったという。
男児は車が好きで、見ながら歩くうちに高速道路内に入り込んでしまったという。住吉和哉署長は「迅速で的確な勇気ある行動」とたたえ、柴崎さんは「配送車に人を乗せてはいけない決まりがあるが、子供の命を守るのが第一だった。けがなく家に帰れてよかった」と話した。