水道橋崩落で断水した和歌山市、全世帯で解消…飲み水としても使用可

和歌山市の紀の川にかかる水道橋「

六十谷
(むそた)水管橋」(全長約550メートル)の一部が崩落し、市北部の約6万世帯が断水していた問題で、市は10日、午後4時頃に全世帯の断水が解消したと発表した。水質検査の結果、全域で飲み水として使用できることが確認され、市は念のため使用の際に濁りなどの異常がないか注意するよう呼びかけている。
水道橋の崩落は3日に発生し、市北部全域の約6万世帯(約13万8000人)が断水した。市は6日から水道橋の東側に走る県道「六十谷橋」の路面上に、仮の水道管を設置する応急復旧工事を行い、8日夜に完了。9日朝から各家庭への給水を順次再開していた。