10日午後0時50分ごろ、航空自衛隊築城基地(福岡県築上町など)を離陸して間もないF2戦闘機から、操縦席を覆う風防(キャノピー)が落下した。現場は同県朝倉市東部の山間部とみられ、空自が捜索しているが、午後7時時点でキャノピーは見つかっておらず、被害情報も寄せられていないという。F2はすぐに基地に戻り、無事だった。
防衛省統合幕僚監部によると、キャノピーはアクリルガラス製で重さ約90キロ。長さ約150センチ、幅約90センチ、高さ約80センチ。F2は午後0時45分ごろ、領空侵犯の恐れがある外国機に対する緊急発進(スクランブル)のため離陸し、基地の南西約35キロでキャノピーが落下した。スクランブルには別の機体が対応したという。【松浦吉剛】