千葉停電、9市区町190戸に このほか「通電地区」から3800件連絡

台風15号に伴う千葉県内の大規模停電は24日午後7時現在、9市区町で190戸となった。大規模な倒木や道路陥没、土砂崩れなどで復旧困難な場所があるという。東京電力パワーグリッドは27日に全面復旧見込みとしていたが、190戸の復旧は27日以降になる見通し。
9市区町は、市原市▽千葉市緑区▽山武(さんむ)市▽八街(やちまた)市▽富津市▽君津市▽南房総市▽鋸南(きょなん)町▽鴨川市。同社は電源車や発電機を使い、在宅者のいる家屋に電気を通しているという。
このほか高圧線が復旧したため同社が「通電」としていた地区で、引き込み線が損傷したなどの理由で停電が続いていた家庭があり、23日朝までに約3800件の連絡があったという。同社は復旧を急いでいる。
24日午後4時時点で約700戸が停電していた南房総市の吉川憩子(けいこ)さん(67)は「10日間くらいで自宅の停電が解消し、帰宅したときはうれしかった。でも2週間以上停電していた家もあると思うと、東京電力の見通しは甘かったと思う」と語気を強めた。
千葉県によると、24日午後3時現在、君津市と鋸南町の計371戸で断水が続いている。停電復旧後に水道管を洗浄する必要があるという。7市町の72人(同2時現在)が避難所に身を寄せている。【安達恒太郎、秋丸生帆】