北海道旭川市で3月、市立中2年だった広瀬爽彩(さあや)さん(当時14歳)の遺体が見つかり、市教育委員会が背景にいじめがあった可能性があるとして調査している問題で、母親が11日、コメントを公表した。大津市で2011年10月、市立中2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを受けて自殺してから10年となるのをきっかけに、報道陣に提供された。コメントは以下の通り。
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大津いじめ事件が大きく報道されたとき、「自殺の練習」というショッキングな言葉がマスコミで飛び交っていました。事件は、北海道でも連日のように報道され、凄惨(せいさん)ないじめが報道されるたびに、心を痛めたことが印象に残っています。でも、どこか遠くで起きている事件。そんな印象でした。
大津いじめ事件が大きく報道された12年、爽彩は6歳。まさか、娘が、いじめに遭うなどとは、夢にも思いませんでした。
でも、その「まさか」が現実に起きてしまいました。
今も、爽彩がいなくなったという現実を受け入れられないまま、時間だけが過ぎています。いつも明るく元気で、笑顔いっぱいの爽彩。またいつものように、元気よくドアを開けて、帰ってくるような気がします。
もう二度と、爽彩と同じようなつらい思いをする子がいなくなるよう、しっかり調査をして欲しいと思います。そして、いじめが人を死に追いやる危険な行為だということを、もう一度、多くの皆さんに思い起こして欲しいと願っています。引き続き、爽彩のことで知っていることがあれば、些細(ささい)な情報でも良いので、お寄せください。
爽彩さんの母はウェブサイト(https://www.a-saaya.info/)で情報提供を呼び掛けている。【菅健吾】
相談窓口
・児童相談所虐待対応ダイヤル
189=年中無休、24時間。
・24時間子供SOSダイヤル
0120-0-78310=年中無休、24時間。
・子どもの人権110番
0120-007-110=平日午前8時半~午後5時15分。
・チャイルドライン
0120-99-7777=午後4~9時(対象は18歳まで)、12月29日~1月3日は休み。
https://childline.or.jp/