日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。 たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。 その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち14万部を突破するベストセラーになっている。 コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「いい人すぎる岸田総理のコミュ力の課題」について解説する。 ■期待と注目が集まる岸田総理大臣の「コミュ力」 第100代総理大臣として、岸田文雄氏が就任しました。大きな失政はなかったのに、口下手なゆえに国民の不興を買ってしまった菅前首相の後釜ということで、その「発信力」「コミュ力」に期待と注目が集まっています。 菅前首相が就任した際の所信表明演説について、私は、ある記事で、その話し方を「みそ汁のよう」と形容しました。 「イチゴ農家の息子から国のリーダーへ」という立身出世物語も共感を呼び、派手さはないけれども、安心感があったからです。しかし、この未曽有の危機下においては、そうした「究極の地味さ」があだとなってしまいました。 岸田首相は、「力強さ」を印象づけようと話し方を工夫している節はありますが、どうにも「インパクトの弱さ」はぬぐえません。 たとえて言えば、「絹ごし豆腐」の味わいとでも形容できるでしょうか。滋養もある、胃にも優しいけど、なんだか弱々しい。ツルンツルンでつかみどころがなく、クセがない。 そんな「岸田氏」の「コミュ力のカルマ(宿命)」とは何でしょうか。 「究極の地味さ」があだとなってしまった菅前首相の後釜ということですから、「発信力」という点では、誰がやっても「マシ」に見えるはずなのですが、残念だったのは、総裁選の過程で、河野太郎氏と高市早苗氏という「強烈キャラ2人の挟み撃ち」に遭ってしまったこと。 「肉汁たっぷりのステーキ」か、もしくは、「ニンニク臭を漂わせ、ジュウジュウ焼けるカルビ肉」かのように五感を刺激する2人に比べると、あまり心はときめきません。
日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち14万部を突破するベストセラーになっている。
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「いい人すぎる岸田総理のコミュ力の課題」について解説する。
■期待と注目が集まる岸田総理大臣の「コミュ力」
第100代総理大臣として、岸田文雄氏が就任しました。大きな失政はなかったのに、口下手なゆえに国民の不興を買ってしまった菅前首相の後釜ということで、その「発信力」「コミュ力」に期待と注目が集まっています。
菅前首相が就任した際の所信表明演説について、私は、ある記事で、その話し方を「みそ汁のよう」と形容しました。
「イチゴ農家の息子から国のリーダーへ」という立身出世物語も共感を呼び、派手さはないけれども、安心感があったからです。しかし、この未曽有の危機下においては、そうした「究極の地味さ」があだとなってしまいました。
岸田首相は、「力強さ」を印象づけようと話し方を工夫している節はありますが、どうにも「インパクトの弱さ」はぬぐえません。
たとえて言えば、「絹ごし豆腐」の味わいとでも形容できるでしょうか。滋養もある、胃にも優しいけど、なんだか弱々しい。ツルンツルンでつかみどころがなく、クセがない。
そんな「岸田氏」の「コミュ力のカルマ(宿命)」とは何でしょうか。
「究極の地味さ」があだとなってしまった菅前首相の後釜ということですから、「発信力」という点では、誰がやっても「マシ」に見えるはずなのですが、残念だったのは、総裁選の過程で、河野太郎氏と高市早苗氏という「強烈キャラ2人の挟み撃ち」に遭ってしまったこと。
「肉汁たっぷりのステーキ」か、もしくは、「ニンニク臭を漂わせ、ジュウジュウ焼けるカルビ肉」かのように五感を刺激する2人に比べると、あまり心はときめきません。