タレントの熊田曜子(39)に暴力を振るったなどとして、暴行の罪で起訴された会社経営者の夫の初公判(深野英一裁判官)が15日、東京地裁で開かれた。被告は起訴事実を否認し、無罪を主張した。
被告は今年5月18日午前0時18分ごろ、熊田の顔面を平手で殴るなどした暴行罪に問われている。グレーのスーツに黒ネクタイ、白いマスク姿で出廷した被告は「深夜にその日時に(一緒に)いたことは間違いありませんが、暴力を振るってはいません」と否認した。
検察側の冒頭陳述では、17日午後8時ごろ、熊田は帰宅した被告に「幼稚園のママ友の子供を預かってもいいか」と伝えたところ、被告が怒り出し自宅を飛び出した。日付の変わった18日午前0時過ぎに被告は酒に酔って帰宅。熊田のすねを蹴り、引き戸をたたいた。熊田が「やめて」と告げたところ、でん部を蹴り、平手で顔面を殴った。熊田は靴を履かずに自宅を飛び出し110番通報。熊田は2016年にも酔った被告に体を蹴られたことがあり、その際にも警察に相談していたという。
この日は罪状認否と冒頭陳述、証拠品の確認などが行われ、約15分程度で閉廷。被告は裁判の間、メモを頻繁に取っていた。次回の公判は11月9日。証拠として事件当日の様子を録音した音声や暴行を受けた熊田のでん部の写真が提出されるという。またこの日、検察側からの証人として、被害者である熊田本人と、通報を受けた警察官の出廷がそれぞれ申請された。次回公判では被告と熊田が“直接対決”することになる。
熊田と被告は12年に結婚し、3人の女児をもうけた。熊田は5月31日、報道各社へのファクスで離婚を決意したことを報告している。熊田の代理人によると、調停の手続きには移っているものの、具体的な日程は非公開。刑事裁判の決着がつき次第、調停も進んでいくとみられる。また代理人は、暴行を受けた熊田が眼球打撲などのけがなどを負った診断書があると説明。6月には、熊田が心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたことも明かした。