女性初の官房長官、森山真弓さん死去…「土俵は女人禁制」と総理大臣杯の授与拒否される

官房長官や法相などを歴任した自民党元衆院議員の森山真弓(もりやま・まゆみ)氏が14日午後1時52分、老衰のため、東京都内で死去した。93歳だった。通夜と葬儀は近親者で済ませた。喪主は長女、篠原真澄さんと次女、白山真理さん。後日お別れの会を開く。
森山氏は、旧労働省婦人少年局長を経て1980年に参院栃木選挙区で初当選し、連続3回当選。96年衆院選にくら替え出馬し、衆院では当選4回を数えた。
89年8月に海部内閣で女性初の官房長官に起用され、92年12月発足の宮沢改造内閣では文相を務めた。2001年4月に発足した小泉内閣では法相に就き、ハンセン病患者の強制隔離政策を巡る国家賠償請求訴訟で国が敗訴した熊本地裁判決を受け、小泉首相による控訴見送り判断を調整した。
女性の社会進出に積極的に取り組み、法相として選択的夫婦別姓制度を導入する民法改正を目指した。官房長官時代には、大相撲の内閣総理大臣杯の授与に意欲を示したが、「土俵は女人禁制」として日本相撲協会から拒否されたことが話題となった。
09年衆院選には出馬せず、政界を引退した。