【衆院選2021年秋】与野党“落選危機リスト”大物・著名候補28人 東京18区・菅直人氏が大接戦 大阪は三つどもえ 岩手3区・小沢一郎氏は高齢も意気軒昂

令和初となる衆院選が19日公示され、31日の投開票に向け、12日間の選挙戦が始まった。新型コロナウイルス対策や経済政策に加え、中国の軍事的覇権拡大が進むなか、国民の生命と財産を守り抜く外交・安全保障政策も重要な争点だ。選挙区289、11ブロックの比例代表176の計465議席を争うが、個別の選挙区を見ると、閣僚や党要職などを歴任した候補らが崖っぷちの戦いを強いられている。夕刊フジでは、世論調査や情勢調査をもとに、「落選危機にある与野党大物・著名候補28人のリスト」を作成した。政治評論家の小林吉弥氏が解説した。 ◇ 「経済、外交、安全保障、すべての分野において厳しい現実と向き合いながら責任ある理想を語っていく」 岸田文雄首相(自民党総裁)は公示前日(18日)、日本記者クラブ主催の公開討論会で、こう語った。 立憲民主党の枝野幸男代表は「支え合う社会をつくる」「(共産党など4野党共闘は)包括的な理念や政策は共有している」などと述べた。 討論会には、公明党の山口那津男代表や、日本維新の会の松井一郎代表、共産党の志位和夫委員長、国民民主党の玉木雄一郎代表、れいわ新選組の山本太郎代表、社民党の福島瑞穂党首、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反での立花孝志党首も出席した。 夕刊フジが作成した「落選危機リスト」は別表の通り。あくまで選挙区での情勢で、比例復活は含まない。与野党の大物・著名候補がズラリと並んでいる。 まず、東京では元首相がピンチだ。立憲民主党の菅直人元首相(75)のおひざ元・東京18区(武蔵野市、府中市など)に、自民党の長島昭久元防衛副大臣(59)が乗り込み、大接戦となっている。 長島氏は2017年に、共産党との共闘を模索した旧民進党を見限って、19年に自民党に入党した。今回は、古巣の東京21区(立川市、国立市など)から国替えしての出馬となる。17日には、菅義偉前首相がJR武蔵小金井駅前に応援に駆け付け、多くの聴衆が集まった。 小林氏は「長島氏は保守色が強い。中国情勢に不安があるなか、『安全保障通』であることも奏功しているのではないか。東京18区は伝統的に革新系が強いが、菅氏も若い有権者には『古い人』で、『民主党で失敗した首相』という認識なのかもしれない。長島氏の方が若さは伝わるだろう」とみる。 大阪では、三つどもえの大接戦だ。 大阪11区(枚方市、交野市)は、立憲民主党の平野博文元官房長官(72)と、前回17年選挙で比例復活となった自民党前職の佐藤ゆかり元環境副大臣(60)に、日本維新の会の新人、前大阪府議の中司宏氏(65)が挑む構図だ。
令和初となる衆院選が19日公示され、31日の投開票に向け、12日間の選挙戦が始まった。新型コロナウイルス対策や経済政策に加え、中国の軍事的覇権拡大が進むなか、国民の生命と財産を守り抜く外交・安全保障政策も重要な争点だ。選挙区289、11ブロックの比例代表176の計465議席を争うが、個別の選挙区を見ると、閣僚や党要職などを歴任した候補らが崖っぷちの戦いを強いられている。夕刊フジでは、世論調査や情勢調査をもとに、「落選危機にある与野党大物・著名候補28人のリスト」を作成した。政治評論家の小林吉弥氏が解説した。

「経済、外交、安全保障、すべての分野において厳しい現実と向き合いながら責任ある理想を語っていく」
岸田文雄首相(自民党総裁)は公示前日(18日)、日本記者クラブ主催の公開討論会で、こう語った。
立憲民主党の枝野幸男代表は「支え合う社会をつくる」「(共産党など4野党共闘は)包括的な理念や政策は共有している」などと述べた。
討論会には、公明党の山口那津男代表や、日本維新の会の松井一郎代表、共産党の志位和夫委員長、国民民主党の玉木雄一郎代表、れいわ新選組の山本太郎代表、社民党の福島瑞穂党首、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反での立花孝志党首も出席した。
夕刊フジが作成した「落選危機リスト」は別表の通り。あくまで選挙区での情勢で、比例復活は含まない。与野党の大物・著名候補がズラリと並んでいる。
まず、東京では元首相がピンチだ。立憲民主党の菅直人元首相(75)のおひざ元・東京18区(武蔵野市、府中市など)に、自民党の長島昭久元防衛副大臣(59)が乗り込み、大接戦となっている。
長島氏は2017年に、共産党との共闘を模索した旧民進党を見限って、19年に自民党に入党した。今回は、古巣の東京21区(立川市、国立市など)から国替えしての出馬となる。17日には、菅義偉前首相がJR武蔵小金井駅前に応援に駆け付け、多くの聴衆が集まった。
小林氏は「長島氏は保守色が強い。中国情勢に不安があるなか、『安全保障通』であることも奏功しているのではないか。東京18区は伝統的に革新系が強いが、菅氏も若い有権者には『古い人』で、『民主党で失敗した首相』という認識なのかもしれない。長島氏の方が若さは伝わるだろう」とみる。
大阪では、三つどもえの大接戦だ。
大阪11区(枚方市、交野市)は、立憲民主党の平野博文元官房長官(72)と、前回17年選挙で比例復活となった自民党前職の佐藤ゆかり元環境副大臣(60)に、日本維新の会の新人、前大阪府議の中司宏氏(65)が挑む構図だ。