千葉県長南町は10月から、ふるさと納税の返礼品として町内にある自然再生墓地「森の墓苑」の永代使用権を採用した。ふるさと納税の返礼で墓参りや墓地清掃の代行といったサービス例はあるが、墓地の使用権を提供する返礼は全国でも珍しく、町は税収アップに期待している。
100万円以上の納税に対して、合葬墓の1人分の永代使用権(埋蔵管理委託料30万円相当)を返礼する。植樹したコナラの木を中心にした50センチ四方の区画に白布の袋に入れた1人の遺骨を埋葬し、永代管理する。保証金(1万円程度)や、埋葬されるまでの年間管理料(5000円程度)が別途、必要となる。追加料金で同じ区画にペットも埋葬できる。
同墓地は公益財団法人「日本生態系協会」(東京都豊島区)が、同町で業者の土砂採取により破壊された3・6ヘクタールの山地を、一部を墓地にして得られた使用料で元の森に戻そうという取り組み。一般的な樹木葬と異なり、50年後には2000区画の墓地全体が自然の山に再生される。【金沢衛】