10・31衆院選は終盤戦に突入した。新型コロナ対策や経済政策、外交・安全保障政策などが焦点で、自民党と公明党の連立与党と、立憲民主党と共産党を中心とする左派野党、日本維新の会などの第3極が激しいバトルを続けている。議席減が指摘される岸田文雄首相(自民党総裁)は25日夜、「大変厳しい情勢です」とツイートした。個別の選挙区を見ると、世代交代や野党共闘の影響を受けて、閣僚や党要職などを歴任した候補らがギリギリの戦いを強いられていた。夕刊フジでは、世論調査や情勢調査をもとに「落選危機にある与野党大物・著名候補25人のリスト」の第2弾を作成した。注目選挙区について、政治評論家の伊藤達美氏が解説した。 (報道部・海野慎介) 「新型コロナで厳しい立場に追いやられた方々に、寄り添わせていただきます」「宣伝カーの数では『1対4』(=自民党vs立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組)と厳しいですが、温かいご声援が励みになります」 自民党の石原伸晃元幹事長(64)は21日夜、JR阿佐ヶ谷駅北口で、こう呼びかけていた。当選10回を数えるが、おひざ元の東京8区(杉並区)の情勢は油断できない。 立憲民主党の新人、吉田晴美氏(49)は、「暮らしや働く現場に根差した政治」を打ち出し、60代で介護をする女性、乳がんを患った友人の話など、具体的なエピソードを交えた演説が聴かせる。 吉田氏は21日夜、JR高円寺駅南口で、「この高円寺での活動で感じるのは、声を上げられずに自分の中に抱えている人が、どれだけ多いかということです」「どうやってセーフティーネットを張れるか(を考えるのが)政治の役割です」などと訴えていた。 地元の老舗商店主は「(伸晃氏は)以前は“殿様”のようだったが、今回は雨でも朝から駅頭に立つし、序盤からドブ板でやっている。昔は『石原軍団』が終盤で地元入りして、女性たちはヘナヘナになったもんだけどね」などと往時を振り返った。 阿佐ヶ谷駅での演説後、伸晃氏に直撃取材を試みたが、「取材は事務所を通してください」と足早に去っていった。 8区では、東京大学卒業、時事通信記者や三田市議を経験した日本維新の会の新人、笠谷圭司氏(41)も必死の訴えを続けている。 伊藤氏は「杉並はもともと革新系が強い。共産党候補が持つ2、3万票が吉田氏に流れると、伸晃氏は基礎票があっても厳しい。吉田氏は2回目の出馬で名前も浸透してきた。2017年の前回選挙で、希望の党候補が獲得した約4万票の行方がカギになる」と語る。
10・31衆院選は終盤戦に突入した。新型コロナ対策や経済政策、外交・安全保障政策などが焦点で、自民党と公明党の連立与党と、立憲民主党と共産党を中心とする左派野党、日本維新の会などの第3極が激しいバトルを続けている。議席減が指摘される岸田文雄首相(自民党総裁)は25日夜、「大変厳しい情勢です」とツイートした。個別の選挙区を見ると、世代交代や野党共闘の影響を受けて、閣僚や党要職などを歴任した候補らがギリギリの戦いを強いられていた。夕刊フジでは、世論調査や情勢調査をもとに「落選危機にある与野党大物・著名候補25人のリスト」の第2弾を作成した。注目選挙区について、政治評論家の伊藤達美氏が解説した。 (報道部・海野慎介)
「新型コロナで厳しい立場に追いやられた方々に、寄り添わせていただきます」「宣伝カーの数では『1対4』(=自民党vs立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組)と厳しいですが、温かいご声援が励みになります」
自民党の石原伸晃元幹事長(64)は21日夜、JR阿佐ヶ谷駅北口で、こう呼びかけていた。当選10回を数えるが、おひざ元の東京8区(杉並区)の情勢は油断できない。
立憲民主党の新人、吉田晴美氏(49)は、「暮らしや働く現場に根差した政治」を打ち出し、60代で介護をする女性、乳がんを患った友人の話など、具体的なエピソードを交えた演説が聴かせる。
吉田氏は21日夜、JR高円寺駅南口で、「この高円寺での活動で感じるのは、声を上げられずに自分の中に抱えている人が、どれだけ多いかということです」「どうやってセーフティーネットを張れるか(を考えるのが)政治の役割です」などと訴えていた。
地元の老舗商店主は「(伸晃氏は)以前は“殿様”のようだったが、今回は雨でも朝から駅頭に立つし、序盤からドブ板でやっている。昔は『石原軍団』が終盤で地元入りして、女性たちはヘナヘナになったもんだけどね」などと往時を振り返った。
阿佐ヶ谷駅での演説後、伸晃氏に直撃取材を試みたが、「取材は事務所を通してください」と足早に去っていった。
8区では、東京大学卒業、時事通信記者や三田市議を経験した日本維新の会の新人、笠谷圭司氏(41)も必死の訴えを続けている。
伊藤氏は「杉並はもともと革新系が強い。共産党候補が持つ2、3万票が吉田氏に流れると、伸晃氏は基礎票があっても厳しい。吉田氏は2回目の出馬で名前も浸透してきた。2017年の前回選挙で、希望の党候補が獲得した約4万票の行方がカギになる」と語る。