赤潮、過去最大167億円被害か ウニやサケ大量死 北海道発表

北海道南東部の太平洋沿岸で9月下旬以降、ウニやサケなどが大量死している問題で、道は27日、赤潮による被害額が最大で約167億円に上る可能性があると発表した。これまで最も被害が大きかったのは1972年7月に瀬戸内海で赤潮が発生した時の71億円。
釧路市や根室市など道東部を中心に27日時点で被害額は約77億4200万円となっており、国内最大となっている。ただ、襟裳岬より西の日高地方の漁協からは「ほとんどツブ貝やタコ、ナマコが水揚げされなくなっている」との報告がある。実際の被害はまだ確認されていないが、ツブ貝などの漁場は水深150メートルほどの深さにあり、道は調査を進める。ツブ貝、タコ、ナマコは成長するまで3~7年かかるとされ、仮に全滅している場合、回復するまでの被害額は最大で90億円になるとみられる。
今月18~24日に採取した赤潮に含まれるプランクトンの検査結果によると、赤潮の主な原因とされるプランクトン「カレニア・セリフォルミス」が11~17日に比べると5倍近くに増え、主な検出海域が釧路地方から日高地方に移っているという。【米山淳】