マッチングアプリを利用して「パパ活」をしていた女性を勧誘し、アダルトビデオ(AV)に出演させていたカメラマンと男優役の男2人が逮捕された。
職業安定法違反(有害業務募集)の疑いで26日までに大阪府警保安課に逮捕されたのは、大阪市の西川浩史(43)と茨木市の関口誠司(50)両容疑者。
2人は昨年7月と11月下旬、「パパ活」をしていた19歳と24歳の女性と接触し、2人を誘い出した。関口容疑者らは2人に「ギャラは8万~20万円で考えている」と伝え、AV出演を依頼。24歳の女性には断られたものの、19歳の女性と交渉が成立し、ラブホテルで「男女の絡み」を撮影した。
「マッチングアプリを利用しとる大半の女の子の目的は『パパ活』や。関口容疑者らはそれをうまいこと利用した。女の子たちは関口容疑者らに会って、初めてAVの話を聞かされた。19歳の女の子は出演料15万円をもらったそうや。関口容疑者が男優役を務め、西川容疑者や別の仲間がカメラを回しとったようや。内容は関口容疑者と19歳の女の子が、ただ普通にセックスしてるだけ。女の子は風俗嬢でもなければ、どこにでもいるようなタイプ。マニアックなもんでもなく、特別、興奮するような内容でもない。なんでそんなに売れたんか分からへんが、顧客がおるとか、売れるようなやり方があったんやろ」(捜査事情通)
■数十人が出演
ネット上の販売サイトに画像データを上げ、それを視聴者が購入すると、サイトの使用料を差し引いた金額が支払われる仕組みになっていた。2人は同様の手口で数十人の女性をAVに出演させ、昨年10月~今年8月の間に約2900万円を稼いでいた。
「別件で関口容疑者を逮捕し、証拠品を精査したところ、画像データが出てきたんや。当初は、昨年あたりから無理やりAVに出演させたり、どこかに閉じ込めて『やらへんかったら、帰さへんぞ』と脅すAV強要が問題になっとったから、てっきりそれかと思ったんやが、女の子に聞いたら違った。納得して出演しとった。公然陳列とか、公然わいせつでいけるかとも思ったんやが、見えるか、見えへんかぐらい、捕まらんように薄ーくやけどモザイクをかけとった。とはいうても、AVは『有害業務』にあたるから、職業安定法違反という違反や。違反があれば捕まえる」(前出の捜査事情通)
女の子に声をかけ、AVに出演させただけで逮捕されるとは、AV業界は戦々恐々だろう。スカウトマンの仕事はなくなり、「素人もの」のAVも制作できなくなるかも知れない。