逃走の少年と会話「慌てることなく普通だった」発見は親族宅の“天袋”6時間の逃走劇

任意同行中の少年が大阪府内の警察署から逃走して、その後、逮捕された事件。6時間に及んだ“逃走劇”の経緯が徐々にわかってきました。 10月28日午後4時前、強制わいせつ事件の容疑者として大阪府警八尾署に任意同行された18歳の少年が、駐車場から逃走しました。有刺鉄線のある門を乗り越えて徒歩で警察署から南の方向へ逃げたということです。 警察は約200人態勢で少年を捜索。そして、逃走から約6時間後、警察は少年を発見し、その場で逮捕しました。捜査関係者によりますと、少年が発見されたのは大阪府八尾市に隣接する柏原市にある親族の家。少年は押し入れ上部のいわゆる「天袋」で、荷物の後ろに身を丸めて隠れていました。発見した捜査員が「出てこい」と促すと、素直に応じて自ら出てきたということです。 逮捕から一夜明け、29日に八尾市民に話を聞きました。 「友達がわざわざLINEをくれました。夜に家へ帰ったら換気をしたくて網戸にしているんですけど、LINEが来た瞬間に閉めて鍵もかけました」 「逃げられるというのは、はっきり言って警察が恥ずかしいことやね」 6時間に及んだ“逃走劇”。少年は一体どのような経路をたどったのでしょうか。捜査関係者などによりますと、少年は28日午後4時前に八尾警察署から逃走し、数kmほど離れた大阪市平野区で知人の家などを訪れ、その後、親族の家がある柏原市に移動したとみられています。 逃走中の少年と大阪市平野区で接触したという70代の女性は次のように証言しています。 (逃走中の少年と接触した70代女性) 「28日午後4時15分くらいかな?家の前に立っていました。(少年が)孫の名前を言って『おる?』と言うから、『おれへんで』と。(Q何しに来たと言っていた?)『携帯電話取られたから(来た)』と。そんなに慌てることもないし、普通でした。あとでテレビ見て、うわーこわいわと思った」 取り調べに対して少年は「捕まりたくなかった」と話しているといい、警察は逃走経路などを詳しく調べるとともに、対応に問題がなかったか検証する方針です。