2004年の岡山県津山市の小3女児殺害事件で、殺人罪などに問われた勝田
州彦
(くにひこ) 被告(42)の裁判員裁判の第12回公判が29日、地裁(倉成章裁判長)であった。前日に続き、検察官が取り調べ映像を文字に起こした「反訳書」を朗読し、勝田被告の供述が変遷した様子を裁判員らに伝えた。
この日の公判でも、検察官3人が勝田被告役と取調官役を担当。勝田被告が逮捕され殺害を認めた後の、18年6月6日の地検の取り調べの場面では「全てでたらめ」と一転して否認した様子を読み上げた。取調官役が理由を問うと「死刑が怖く、うそをついて認めれば罪が軽くなると思い込んでいた」と応じた。
一方、起訴直前の同年10月31日の県警の調べで「(女児の)命日が来る度にネットで調べて、自分が犯人とばれていないことを確認して安心していた」と、再び認める趣旨の発言が読み上げられた。
前日の公判では、検察官が「こうしてこうした」と、取り調べ時に勝田被告が身ぶりを交えて殺害状況を説明した際の言葉をそのまま朗読していた。この日は、法廷のモニターに録画映像から切り取った複数の静止画を、紙芝居のように連続して表示する一幕もあった。
また、否認に転じた場面では、弁護側が被告役の検察官に対し「『はい』の言い方に差がある。
平坦
(へいたん) に読んで」と抗議。倉成裁判長も「意図的ではないと思うが、注意して」と指示した。