北海道江差町の道立江差高等看護学院の学生らが教員からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題で、道は29日、函館市内で保護者らへの説明会を開き、岡本収司・地域医療推進局長が「悩み苦しんだ学生、ご家族に心からおわび申し上げる」と謝罪した。
道によると、教員によるハラスメントでは「頭が小学生以下」、「死ね」などの暴言があり、中でも副学院長に関する被害報告が最も多かったという。道は、学生が相談を寄せた際に対応が遅れたことなどを挙げ「道の責任は重大」と釈明した。
今後、道は休学に追い込まれた学生の救済策の検討、組織運営の見直しを進めるが、参加者からは「状況を全く把握していない」などの批判が相次いだ。学生の母親は「コロナ禍の中で看護師の夢を持って入学したのに、最後まで全うできない。家族として本当につらい」と涙ながらに訴えた。【真貝恒平】