滋賀県日野町の肉牛生産会社「神戸畜産」日野分場で4月、建物が全焼し従業員男性の遺体が見つかった事件で、建造物等以外放火、重過失致死の罪などに問われた同町の無職中村倫代被告(50)の初公判が1日、地裁(大森直子裁判長)であった。中村被告は、両罪について認否を留保した。
起訴状では、中村被告は4月17日夜から18日朝までの間、社員寮で衣類にライターで火をつけて建物に延焼させ、従業員板橋正春さん(当時68歳)を死亡させた、としている。
検察側は冒頭陳述で、板橋さんと同居中だった中村被告が3月にも、板橋さんの衣類に火をつける騒ぎを起こしたほか、自分が経営していた飲食店を巡って口論になっていたと指摘。「どれだけ怒っているか分からせたいなどと考え、火をつけた」と主張した。