東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目の繁華街の市道で2日、2人の男性作業員を乗せたゴミ収集車が陥落し、後輪の一部がアスファルトに開いた穴(縦約4メートル、横約10メートル、深さ約4~5メートル)に落ちる事故が発生した。収集車に乗っていた2人に、けがはなかった。
警視庁武蔵野署によると、運転手から「道路が陥没して、車の後ろの部分がはまった」と110番通報があったという。運転していた男性は、走行中に後輪が傾いたような違和感を覚えたそうで、降車すると車の後方部分が陥落していた。
道路の隣のビルでは、昨年から地下2階・地上3階建てのテナントビルの着工が進められていた。現場では、地下の擁壁が崩れているのが確認されており、警視庁は、工事との関連性も含めて調べを進めている。建設会社はこの日、50人以上を擁する緊急体制で配管の調べ直しを行った。通行の道を確保するには、最低10日はかかる見通しで、関係者は「ご迷惑をおかけしております。事故の関係性については、事態に対応している所なので分からないです」と述べるに留めた。
近隣からは不安の声が多く寄せられた。道路近くのアパートに住む70代女性は「朝方、ドンと大きな音が家中に響いて起きた。原因が分かるまでは、不安な日々です」と胸中を話した。現場近くの老舗お好み焼き店「だるまや」の店員は「今年の夏頃にあの道を歩いた時、足が沈むような、柔らかい感覚があった。『地盤が弱いのでは?』という話は、周囲でも出ていたんです」と明かした。