鹿児島県警は3日、同じ工事現場で働いていた男性会社員をクレーンでつり上げて川に投げ入れるなどしたとして、鹿児島、宮崎県の会社員4人を暴行容疑で逮捕した。4容疑者とも容疑を認めているという。男性はこの暴行の約1カ月後に同じ川で水死しているのが確認されており、県警は男性が死亡した経緯を調べている。
逮捕されたのは、いずれも会社員で▽鹿児島県鹿屋市上野町、山下昌司(43)▽宮崎県都城市南横市町、黒木寿(25)▽都城市蓑原町、黒木成(23)▽都城市久保原町、深江一人(50)――の4容疑者。
逮捕容疑は、4容疑者は共謀して8月26日午前9時15分ごろ、鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市平佐町の川内川河川敷で、鹿児島県曽於(そお)市末吉町二之方の会社員、小森一郎さん(当時50歳)をトラックのクレーンでつり上げて振り回したり、川に投げ入れたりする暴行を加えたとしている。
小森さんと4容疑者は、川内川にかかる天大橋(てんたいばし)の補修工事に従事し、山下容疑者を除く3容疑者と小森さんは同じ下請け会社に勤務する同僚だった。
県警薩摩川内署によると、10月6日午後3時45分ごろ、別の工事関係者から「川内川で人が溺れている」と119番があり、消防隊員が水深約4メートルの川底に沈んでいる男性を発見。男性は作業着姿の小森さんと確認されたが、水死していた。【石田宗久】