政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が感染対策を講じるための新指標をまとめたことを受け、大阪府の吉村洋文知事は9日、府独自の警戒基準「大阪モデル」を変更する考えを明らかにした。医療提供体制の逼迫(ひっぱく)度をより重視し、月内に開く対策本部会議で正式に決定する。
現在の大阪モデルは、直近1週間の新規感染者数(人口10万人あたり)と、病床と重症病床の使用率に応じ、府内の感染状況を深刻な順から「赤」「黄」「緑」で示している。
吉村知事は、大阪モデルの指標から新規感染者数を除いた上で、「今後は病床(の逼迫度)を重視する。医療からあふれる人が出てくるかどうかを指標にしたい」と述べた。
一方、20~30代の感染傾向を示す府の「見張り番指標」の対象年代を拡大するなどし、引き続き感染状況も注視する考えを示した。
政府の分科会は8日、新規感染者数などに基づく「ステージ」分類から、医療への負荷を重視した5段階の「レベル」に区分を変更する新指標を公表した。【鶴見泰寿】