31億被害の会長、経緯証言 M資金詐欺「つい信じた」

連合国軍総司令部(GHQ)が日本から接収したとされる「M資金」をかたり、外食大手「コロワイド」の蔵人金男会長から計約31億2千万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職武藤薫被告(67)の公判が11日、横浜地裁(橋本健裁判長)で開かれた。蔵人会長が出廷し、被害に遭った際の経緯を詳細に証言した。
蔵人会長によると、2013年ごろ、知人の紹介で武藤被告に会い、「英国管理のM資金を担当しており、2800億円を提供できる」と持ち掛けられた。被告は英秘密情報局元要員といううその経歴を名乗っていた。
蔵人会長は「詐欺師的な言葉をついつい信じた」と振り返った。