2019年に福井県鯖江市の民家に男が侵入し、住人の女性を殴って逃走した事件があり、県警鯖江署と県警捜査1課は10日、同県敦賀市野神、会社員平本航太容疑者(25)を殺人未遂と住居侵入の疑いで逮捕した。現場に残された平本容疑者の運動靴が、逮捕の手がかりとなった。
発表によると、平本容疑者は2019年6月4日午後7時10分頃、鯖江市二丁掛町の民家に侵入し、住人の女性(当時89歳)を殴って殺害しようとした疑い。女性は頭部打撲や
肋骨
(ろっこつ) 骨折などの重傷を負った。
県警は認否を明らかにしていない。平本容疑者は当時、鯖江市内に住んでいたが、女性とは面識はなく、県警が動機や経緯を調べている。
県警は、延べ約4000人の捜査員を動員。現場には、男のものとみられる運動靴が残されていた。10年ほど前に発売されたものだったが、流通経路から県内を中心に購入者を洗い出し、平本容疑者が浮上。運動靴の付着物のDNA型が平本容疑者のものと一致し、逮捕に至ったという。
市民らから提供された防犯カメラの画像も精査した。捜査1課の野坂秀明次席は、「基礎捜査に立ち返って詰めた結果で、執念の捜査だった」と振り返り、「協力していただいた市民や企業のみなさんに感謝したい」と述べた。