福岡・中間3歳児虐待死 懲役12年判決の母親が控訴「DVの影響」

福岡県中間市の集合住宅で2020年8月、末益愛翔(すえますまなと)ちゃん(当時3歳)が暴行を受けて死亡した事件で、傷害致死などの罪に問われた母親の歩(あゆみ)被告(24)が懲役12年とした福岡地裁小倉支部の裁判員裁判の判決を不服として、福岡高裁に控訴した。11日付。
5日の判決によると、歩被告は愛翔ちゃんの継父で、同じ罪で懲役12年の判決を受けた涼雅(りょうが)被告(24)と共謀。20年7月、愛翔ちゃんの恥骨を折る全治1カ月の重傷を負わせたほか、同8月には頭部打撲の暴行を加え、急性硬膜下出血による多臓器不全で死亡させるなどした。
歩被告側は1審で、愛翔ちゃんの口にペット用のトイレ砂を入れたなどとする暴行罪を認めた上で「関与は涼雅被告の心理的なドメスティックバイオレンスの影響で半ば強制されたもの」と主張。傷害と傷害致死については「実行も共謀もしていない」と無罪を訴えていた。【成松秋穂】