特殊詐欺の現金の受け取り役「受け子」を集めるSNS上の「闇バイト」の募集に応じた若者らの顔写真が、特殊詐欺事件で京都府警に逮捕された男(29)のスマートフォンに大量に保存されていたことが府警への取材でわかった。運転免許証などと一緒に撮影したものがほとんどで、府警は住所などを把握することで応募者が断れないようにしていたとみて調べる。
府警八幡署によると、男はキャッシュカードをだまし取り、約120万円を引き出したとして、10月11日に詐欺と窃盗の両容疑で逮捕された。男はツイッターで「お金になる仕事があります」と受け子を募集しており、男のスマホからは10~30歳代を中心に男女100人以上の顔写真が見つかった。多くが運転免許証や保険証を顔の横に持った形で撮影されていたという。
同署は応募者に自撮りした写真を送らせていたとみている。男は調べに対し「抜け出せないようにするため、応募者の個人情報を根掘り葉掘り聞いていた」と供述しているという。
同署は応募者の特定を進めており、「小遣い稼ぎのつもりでも、いったん犯罪に加担すると逃れられなくなる」と募集に応じないよう強く求めている。