橋下徹氏、赤木さんの公務災害文書を人事院が大半開示で提言…「財務省は総力をあげて誠意を示すべき」

元大阪府知事の橋下徹氏が18日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜・午前8時)にリモート生出演した。
番組では、学校法人「森友学園との土地取引に関する公文書改ざんを指示されたことを苦に3年前に自殺した近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんについて、人事院が、公務災害認定に関して不開示としていた文書を妻の雅子さんに開示したことを報じた。
妻の雅子さんは「公務災害」認定に関する文書の開示を求めたが、2年前に人事院が開示した資料のほとんどは「黒塗り」で多くの内容が不開示とされていた。しかし先月人事院は不開示決定を取り消し、今月8日付けで約70ページの文書を開示した。今回の開示に雅子さんは「今回の文書を国が開示しなかったのか理解できない」とコメントしたことを番組は伝えた。
橋下氏は、今回の事態に「もうちょっと開示の方向に動いてもらいたいなと思うんですが」とした上で「ただ、気をつけないといけないのは、森友学園問題の政治的な疑惑の話と赤木さんが亡くなられて組織のパワハラの問題は2つに分けなきゃいけないと思うんです。今、ごっちゃになっているようなところがあってですね」と指摘した。
さらに「組織のパワハラ問題であれば、もっと積極的に財務省が本当に総力をあげて赤木さんの方に誠意を示さなきゃいけないですよ。民間企業でもパワハラ問題が起きた時は、トップが直接にご遺族のところに会って説明をするのは、これは当然のようにやっているわけですね」とし「ただ疑惑のところは、赤木さんは政治家にどういう働きかけをされようとも我々はそういうところでは、絶対に政治家の意向なんか影響なんか受けないんだとはっきりと言っているので、この黒塗りのところが何か政治的な疑惑を深めているんじゃないか、こっちの議論は違うと思うんです。パワハラ問題では財務省は総力をあげて赤木さんの方に誠意を示すべきだと思います」と提言していた。