立憲民主党代表選、きょう告示 4氏が共同記者会見

立憲民主党の代表選挙(30日投開票)が19日、告示され、逢坂誠二氏、小川淳也氏、泉健太氏、西村智奈美氏の4氏が共同記者会見に出席した。
4氏の中で最年長で、内閣総理大臣補佐官、北海道ニセコ町長などを歴任した逢坂氏は「最も力を入れるべきは教育だ」と述べ「とにかく教育、芸術、文化に力を注ぎ、将来の備えのある日本を作っていきたい。国民の皆様の役に立ち、信頼のされる政党になる必要がある」と主張した。
初出馬から17年間の活動を追った映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」が異例の反響を呼び、知名度を高めた小川氏は「立憲民主党を誠実でうそのない実直な政党にしたい」と強い口調で述べ「一生懸命、取り組む姿、背中を次の世代に見せていきたい。明確な理念、ビジョンを持った政治を立憲民主党を再建することによって作りたい」と訴えた。
党政務調査会長を務める泉氏は「立憲は議席を減らすという現実を突きつけられ、重く受け止めなければならない。国民からは『批判ばかりの政党ではないか?』というイメージを背負ってしまっている。受け止めなければならない」とし「我々の頑張っているという意識と、国民の皆様とのズレを反省した上で再生する必要がある」と主張した。
女性唯一の立候補で、厚生労働副大臣、外務大臣政務官を歴任した西村氏は「今必要なのは、多様性を力に変えるということ。地方の力、女性の力を生かしていくことが必要であると身をもって感じている」と述べた。西村氏は、5歳の子がおり「生活感のある政治をやっていきたい。持ち味を生かし、地道に解決に導くリーダーとなります」と宣言した。