兵庫県稲美町で住宅が全焼し、小学生の兄弟とみられる2人の遺体が見つかった放火事件で、県警は24日、50代の伯父の身柄を確保し、事情聴取を始めた。出火直後、伯父とみられる男性が現場を離れる姿が周辺の防犯カメラに映っており、県警は詳しい経緯を調べる。
近くの住民らによると、伯父は幼少時から事件現場の住宅に住んでいた。成人してからは兵庫県稲美町内の衣料販売会社などで働いていたが、その後大阪へ転居。数年前から同町に戻り、この家に同居していたとみられる。不動産登記簿によると、2006年にこの家の土地を相続した。
伯父と同じ中学校に通っていたという男性は「当時、野球部に所属していたがすぐにやめてしまった。人付き合いは得意ではなかったと思う」と話した。
捜査関係者によると、伯父は同居する家族と言葉を交わすことはほとんどなかったという。別の関係者によると、家族に就職を勧められた際は「働きたくない」などと話していたという。【清水晃平、宮本翔平】