政府は新型コロナウイルスの新たな変異株が発見されたことを受け、留学生などを対象に条件付きで世界各国から外国人の新規入国を解禁する水際緩和策を停止する方針を固めた。29日中にも発表する。
政府は外国人の新規入国を原則禁止しているが、今月8日から、水際緩和策の一環としてワクチンの接種や活動計画書の提出などを条件に留学生や技能実習生、ビジネスでの短期滞在者らを対象に外国人の新規入国を認めていた。
新型の変異株が見つかった南アフリカなどアフリカ9か国については、既にこうした措置の例外としていたが、新型の変異株の発見が世界各地に広がっているため、水際緩和策を一時停止することにした。
また、政府は今月26日から日本人帰国者を含めた入国者数の上限を1日あたり3500人程度から5000人程度に拡大していたが、3500人に戻す方向だ。