国産ワクチンの開発支援、小林科技相「オミクロン株対応も対象」

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」を巡り、既存のワクチンの有効性が低いと判明した場合の対応について、小林科学技術相は30日の閣議後の記者会見で「オミクロン株に対応した国産ワクチン開発も基金の支援対象になる。製薬企業などと協議した上で、積極的に支援したい」と話した。
基金は500億円規模で、政府が新型コロナの国産ワクチン開発を支援するため、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)に既に設置した。
オミクロン株は、重症化の度合いやワクチンの効果への影響など、詳細な特徴がわかっていない。だが、感染力が従来の変異株より強い可能性があり、各国が警戒を強めている。