プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手のグラブを盗んだとして、清掃員の被告(23)(福岡県糸島市)が窃盗罪で逮捕、起訴された事件で、他にも同球団の千賀滉大投手のグラブや東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手のバッティング手袋を盗んだとして、福岡地検が被告を窃盗罪で追起訴していたことがわかった。
起訴状などによると、被告は8月、清掃を担当していた福岡市の福岡ペイペイドームの選手用ロッカールームで千賀投手や福岡ソフトバンクホークスの今宮健太選手らのグラブなど三つ(時価計約21万円相当)を盗み、6月には、交流戦で訪れた山田選手のバッティング手袋二つ(時価計約2万円相当)を盗んだとされる。
関係者によると、他にも同球団の柳田悠岐選手や複数の他球団選手の道具1000点以上の被害が確認されているという。
29日の公判で検察側は、被告は昨年6月頃から道具を換金して遊興費に使う目的で、窃盗を繰り返していたと主張。「清掃員の立場を利用し、球団関係者らの信頼を裏切った」として、懲役2年を求刑した。判決は12月6日に言い渡される予定。