自民党の泉田裕彦衆院議員=比例代表北陸信越ブロック=は1日、衆院議員会館で記者会見し、10月の衆院選で新潟県の星野伊佐夫県議から裏金を要求されたことを明らかにした。県連に対し、星野氏の除名を求める考えも示した。
泉田氏によると、9月4日に星野氏の自宅で「払わなければ選挙に落ちるぞ」という文脈で2000万円から3000万円の裏金を要求されたと説明。やりとりを録音した音声を後日公開すると語った。
泉田氏は「広島県で(大型買収)事件があったばかりで、こんなことがあるのかと思った。選挙で金銭要求するのは民主主義の土台をゆがめるので、放置すべきではない」と指摘した。
これに対し、星野氏は1日、新潟県庁で記者団に「事実無根だ。金銭のやりとりは全くない。全部うそだ」と否定した。
[時事通信社]