海上保安庁の職員になりすまして交際し、結婚したように思い込ませた女性から約2000万円を詐取したとして、京都府警京丹後署は1日、京都府舞鶴市の会社員の男(42)を詐欺容疑で逮捕した。
発表によると、男は結婚の意思がないのに京都府京丹後市の女性(40)と偽名で交際し、2010年に挙式した後、14年に別の女性と婚姻届を提出した。15年1~2月、様々な理由をつけて京丹後市の女性から3回にわたり計約2000万円を自身の口座に振り込ませてだまし取った疑い。「相談したら金を出してくれた」と一部容疑を否認しているという。
京丹後市の女性は約10年間、結婚していたと思っていたという。男は「訓練や出動がある」と説明し、数週間や数か月に1度しか帰宅しないこともあり、海上保安庁の仕事でトラブルになり、示談金が必要と話していたという。今年10月、不審に思った女性が京丹後署に相談した。